時折、お風呂は喘息に良いという話を聞きますが、これって本当なのでしょうか?それとも嘘ですか?
症状(その程度やどのようなものがというと、人によって個人差がありますね)が和らぐこともあれば、悪化させたり、発作を起こすきっかけにもなることもありますから、どちらかに決めつけるわけにはいかないというのが本当のところでしょう。
確かに、お風呂に入ることで呼吸がしやすくなります。しかしながら、お風呂に入った後は副交感神経(コリン作用性神経とも呼ばれ、アセチルコリンという神経伝達物質を放出します)が活発になることから作が起こり易くなってしまうんですね。
特に子供(電車などで泣き喚かれるといらいらすることも多いかもしれません)ともなればお風呂に入った後に発作が起こりやすいので、お風呂から上がった後は部屋を少し涼しくしたり、水分(水分が含まれていないほど、保存性が高くなるでしょう)を補給をさせてあげましょう。
また、お風呂の温度をぬるめにするのも有効な方法と言えるでしょう。
ところで、お風呂に入ると発作が起こり易いことから入らない人もいます。しかしながら、これはこれで問題がありすぎます。
体には喘息に悪影響がある細菌が付着していますから、そのままにしておくのは人体によくありません。ちゃんとお風呂に入って汚れをキレイにしてくださいね。
長湯をすれば発作が起こりがちですから、入浴(日本人は比較的高い温度のお湯に浸かることを好むようですが、あまり高い温度のお湯に浸かると、心臓に負担をかけてしまいます)時間は短めになさって下さい。
また、浴室のカビやシャンプー・ボディソープが要因で発作を起こすこともあるので注意(何度も受けていると、信用を失うこともあるでしょう)にして下さいね。
【医療の一言】
・若い男性に多い皮膚病・・・いんきんたむしは20代~30代の比較的若い男性に多く見られる傾向があり、ほぼ股間の辺りにのみ広がり、体を動かしたり、風呂上りのように全身が温まった時に強い痒みを感じます。
・自覚的耳鳴りと他覚的耳鳴り・・・耳鳴りは2種類に大別され、本人だけに聞こえるのが特徴の「自覚的耳鳴り」と、血流のように当事者以外の人にも精度の高いマイクロホンを使用してみると感じられると言われている「他覚的耳鳴り」とがあり、治療法が異なります。
・早期閉経の改善方法・・・もし血液検査で予想通りエストロゲン・ゲスターゲンの分泌量が足りず早発閉経(early menopause)と分かった場合、少ない女性ホルモンを補てんする治療で改善が望めます。