多汗症（交感神経の失調が原因と言われています）とは尋常ではないほど汗をとてもたくさんかいてしまう症状（なかなか辛さを他の人間に分かってもらうことは困難な場合もあるかもしれませんね）のことです。
具体的に言うと、書類が手汗で破れる、汗が多く常に手のひらがべたべたしている、手汗（ハンドタオルが手放せない人が多いのであります）で握手の相手を不快にしてしまうといったものがあります。
上記以外にも、汗で鉛筆を持つのに支障が出る、パソコンのキーボードが汗で壊れる、顔からたくさんの汗が噴き出るといった場合は、多汗症（心身療法や薬物療法などで症状が軽減できることもあるかもしれませんね）を疑が濃厚と言えるでしょう。
そして、多汗症（精神状態はあまり関係ないと考えられています）は以下の2つに大きく分ける事が出来ます。
・全身性多汗症
・局所性多汗症
全身性多汗症（更年期障害や甲状腺機能亢進症などが原因のこともあります）は言葉（作家や作詞家なんかは特に優れたセンスを持っているでしょう）の通り、全身から大量の汗が出る症状（自覚できるような異変は何も起こらずに進行してしまっていることも多々あります）です。
局所性多汗症（１９９６年から健康保険が適用されるようになり、治療費の自己負担が減りました）は特定部分から大量の汗が出る症状で、こちらの人が全身性多汗症（以前は精神的なストレスや緊張などからきているといわれていました）よりも悩まれる人が少なくないでしょう。
局所性多汗症（交感神経が過敏すぎることが原因だと考えられています）は汗の発生場所によっては病名が異なります。
手のひらに大量の汗をかく場合は手掌多汗症（日本では特に、対人関係や日常生活に支障をきたすことが多いでしょう）、足裏から大量の汗をかく場合は足蹠多汗症（顔や手足、脇の下などに大量の汗をかいてしまう症状をいいます）。
ワキから大量の汗をかく腋窩多汗症、そして頭から大量の汗をかく頭部多汗症（交感神経が過敏すぎることが原因だと考えられるでしょう）、顔面から大量の汗をかく顔面多汗症などがあります。
【医療の一言】
・花粉症・・・花粉症というものは、山林の杉や檜、松などの大量の花粉が元凶となり、くしゃみ・頭重感・喉の痛み・鼻詰まり・鼻水などの色々なアレルギー症状を起こしてしまう病気だということは、今や常識となりました。
