ある日不意にワキガ(優性遺伝するため、両親がワキガだと約80%の確率で子供も発症すると考えられております)になることもあるんでしょうか?
ワキガ(アポクリン腺からの分泌物や分泌異常などからきていると言われています)は体質的な問題ですから、急にワキガ(日本では特に神経質に気にする傾向がありますが、欧米社会ではあまり気にしないのだとか)になる事はありえないと言っても良いでしょう。
ワキガはアポクリン腺(動物の外分泌腺の一つで、脇下、乳首、下腹部、肛門の周りなどにあります)の多さが要因です。
そして、アポクリン腺(腋窩や外耳道、乳暈などに存在し、体臭の原因になる分泌液を出します)の数は生まれた時からかわりません。
大人になって急にワキガ(その昔には、異性を惹きつけるフェロモンとして有効だったこともありました)になった場合、もともとワキガ(ごく稀に、このニオイが好きでたまらないという方もいるそうです)の体質で、それが大人になって顕著にあらわれるようになったのだと思って下さい。
ワキガ体質(遺伝や環境にも影響を受けるでしょうが、本人の努力次第で変えられることもあります)ではない人が、ワキガ(実は、男性よりも女性の方がなりやすいんだとか)だと感じる場合、それは他のことが関係しているのです。
体臭(体から発する臭いのことで、通常は悪臭といえるでしょう)は食習慣や生活態度によってかわります。
偏った食生活(必要に迫られて、改善を余儀なくされることもあるかもしれませんね)や一定しない生活習慣(日々の生活を送る上での習慣のことを言います)を継続していると皮脂の分泌が多くなり、体のにおいがきつくなり易いです。
ワキガはそう簡単に治るものではないので、食事内容や生活の習慣を見直したらすぐに臭いが消えたといった場合は、ワキガ(腋臭症ともいわれる腋窩の汗が独特の悪臭を発する症状のことです)ではない可能性があります。
急にニオイが気になり始めた場合、とりあえずは体を清潔にして、見直せることは全て見直しましょう。それで大抵の場合は改善できるはずですからね。
【医療注意報】
・脚気・・・ビタミンB1不足が原因の脚気の症状は、両手両足が無感覚になったり脚の浮腫などが代表的で、進行してしまうと、悲しいかな、呼吸困難に陥る心不全も呼び込むことがあるのです。
・体脂肪率・・・「体脂肪率(body fat percentage、percent of body fat)」とは、人の体内の脂肪の蓄積しているパーセンテージのことであって、「体脂肪率(body fat percentage)=体脂肪の量(キロ)÷体重(weight、キロ)×100」というシンプルな計算式で算出することができます。