蓄膿症(慢性副鼻腔炎というのが正式な病名です)がうつる病気だと考えている人もいると思いますが、その考えは間違っています。
人から人に蓄膿症(場合によっては、死に至るケースもある怖い病気です)がうつることは絶対にあり得ません。
そもそも蓄膿症(副鼻腔にたまった鼻水が膿になることで発症します)を発症させる菌やウイルスがあるわけではないのです。蓄膿症は、空気感染や接触感染しない疾患です。
その為、蓄膿症の人と生活を共にしていたとしてもうつることはありません。ただし、蓄膿症の人の鼻水の中には、たくさんの細菌やウイルスが存在しています。
その細菌やウイルスが侵入する事で、炎症(原因としては、ウイルスや細菌への感染、外傷や火傷、アレルギー反応などがあります)を起こす可能性ははあるでしょう。
免疫力が強い人であれば、仮に侵入しても大ごとにはなりません。しかし、、弱い人だと蓄膿症に至ったという事例はあるそうです。
うつることはないからと言って、このようなケースは考えられるので、蓄膿症の人と一緒に生活をしているのであれば、免疫力を下げないように工夫をする必要があるでしょう。
基本的は、規則正しい生活をしていれば、免疫力が下がることはありませんので、蓄膿症(時には、周囲にもわかるほどの悪臭を発することもあります)になる可能性は低いと言えます。
疲れている時や睡眠不足(睡眠の質が悪いと長時間寝ても睡眠不足です)の時、体調が悪い時などは免疫力が下がっているので注意しましょう。