動脈硬化と血圧(収縮期血圧・最高血圧と拡張期血圧・最低血圧を測定することです)は深く関係しているのです。
当たり前のことではありますが、血圧が高くなったら動脈に強い圧力がかかります。そうすると、動脈壁は傷ついていてしまうんですね。
この傷から脂肪(暴飲暴食をしていると、あっという間に蓄積するでしょう)分が入り込むことで、動脈硬化(脳梗塞や心筋梗塞の原因になり、深刻な後遺症が生じたり、死に至る危険性もあったりします)を引き起してしまうわけです。
だからこそ、高血圧の方は動脈硬化(喫煙や血圧が高い、血液中の脂肪の量が多いなどが影響して起こると考えられています)に注意しなければならないのです。
また、動脈硬化(何らかの要因により、動脈が硬化してしまった状態のこと)が進んだら血管が狭くなります。
血管が狭くなると当然血液の流れが悪くなります。その結果、血液を流すのにさらに強い圧力が必要とされるので、血圧が上昇するわけです。
動脈硬化(老化現象の一種ですが、遺伝的な要素、生活習慣などが影響して若いうちから発症することもあります)が悪化すれば血圧が高くなるものですし、血圧が高くなれば動脈硬化は進行します。
ということで、いずれか一方に気をつけるだけでは意味がないのです。
動脈硬化(血糖値、血中脂質、血圧などを測ることで、動脈硬化かどうかがわかるでしょう)と血圧の両方に気をつけなければいけないと言ったことをきちんと理解しておいて下さい。
そして、どちらも生活習慣(日常生活を送る上での習慣のことです)の影響が非常に大きいです。
規則正しくない生活をすることで動脈硬化(血流が遮断されてしまう恐れがあるため、たいへん危険です)は当然として、血圧も高まります。
動脈硬化を治したい方も血圧を安定させたい人も生活習慣(毎日繰り返している行動のことで、思考や健康状態にも大きな影響を与えるでしょう)の見直しが不可欠です。