腰痛と肩こりは、何かしらの関係があるのでしょうか?実はこの両者、深く関係しているんですね。
腰痛持ちの方は肩こり(筋肉の疲労が原因であることが多いものの、病気が原因で起こることもありますから、自己診断は止めておきましょう)に悩まされている事が多いですし、肩こりに悩まれる人は腰痛持ちのことが多いのもまた事実です。
また、同時に腰痛と肩こりが発症するケースもあります。
肩こり(頸椎椎間板ヘルニアや頸肩腕症候群の初期症状という可能性もあります)は背骨の歪みが原因で起こるのですが、その背骨と腰の骨は繋がっています。
つまり、骨が繋がっていますから、いずれかが歪んでしまうともう片方も歪んでいくというそんな関係なんですね。
だからこそ、腰痛になるとかたこりもすることが多くなったり、かたこりが気になるようになったら腰痛も気になるという相関関係にあるわけです。
ということで、どちらか片方でも症状(自覚できるような異変は何も起こらずに進行してしまうこともあります)が出ている方は、腰痛や肩こりを引き起こす危険性があるので注意が必要でしょう。
逆に言えば、どちらかの症状を治せば、もう一方の症状の改善も期待できということになりますね。
そしてまず、気をつけておきたいのが姿勢の問題です。
姿勢が悪かったり、長時間同じ姿勢をしていたら肩や腰の筋肉が凝り固まって、血行が悪くなってしまいます。
そうすると、疲労物質(血行を良くしたり、十分な睡眠をとることで減らすことができます)が蓄積されて、肩こりや腰痛を引き起こします。
猫背(円背ともいい、猫のように背中が曲がっていることです)の方は背筋を伸ばした生活を意識しつつ、長時間同じ姿勢を継続する方は適度にストレッチ等で筋肉の緊張をほぐしてあげるべきですね。