頚椎ヘルニア(X線検査やMRI、CT検査などの検査を行った上で診断されます)を発症すると、痛みや知覚神経異常、しびれなど、さまざまな症状(その程度やどんなものがというと、人によって個人差があるものです)が起こってきます。頭痛や肩こり、指の痺れなど、起こる部位や症状は人によってそれぞれ異なります。
頚椎ヘルニアの悪化で、体温が下がる、感覚がなくなる、震えが出るなど、自分ではコントロールできないような症状が現れることもあります。これでは、外出もできなくなってしまいますね。
このような状況下で、強い味方になってくれるのが漢方薬(主な原料は植物の根や葉、樹皮などがあげられます)です。西洋医学において頚椎ヘルニア(椎間板ヘルニアという呼び方の方が一般的ですね)の原因は、ヘルニアにより神経が圧迫されたこととしていますが、漢方では、淤血(おけつ)が原因(改善できるものと改善できないものがありますね)と考えているのです。
淤血とは、粘土が高くなり、血流が悪くなった状態のことです。血流の悪化は、新鮮な酸素や栄養の不足、その部分の細胞が正常に働かなくなるなど色々な病気(なって初めて健康のありがたみを知ることもあるでしょう)の原因になるのです。
この淤血が原因となって、神経に異常が現れ、しびれや痛みなどの症状が出てくると言うのが頚椎ヘルニアに対する漢方の考え方なのです。
特に、長期間、頚椎ヘルニア(二十代から四十代くらいに発症しやすく、手術を受けたとしても5%から10%の割合で再発するそうです) で悩んでいる人の場合、血液の流れに澱みが生じ、血液本来の働きができていないと言う訳です。
よって、漢方では淤血を取り除き、新鮮な血液が流れるようにすること、さらには、淤血が生じやすい体質を改善するこことが目的となります。
実際、痛み止めやブロック注射(使用される針が細いと、痛みを感じにくいようです)が効かなかった人が漢方で改善したということもあるそうです。普通の漢方薬としては、「冠元顆粒」「独歩丸」といったものがありますが、詳しいことは漢方医に相談してみるべきでしょうか。
しかしながら、誰にでも必ず効果があるとはいえず、人によっては整体や運動療法がよかったといういうこともありますから、いろいろと試してみるといいかもしれませんね。