1日における適正なの食塩摂取量をご存知でしょうか?厚生労働省が目標としている数値はと言いますと、それは男性の場合で10g未満、そして女性(消費の鍵を握っているともいわれていますね)の場合で8g未満だそうです。
しかしながら、今の日本人(なんだかんだいって、けっこう恵まれているのかもしれませんね)の平均食塩摂取量は、男性で12g、女性で10.3gとなっているんですね。要するに、日本人(海外でのイメージは、メガネ、カメラ、お辞儀でしょうか)の塩分摂取量は、現在の状況で目標よりも多いというのが実態ということになるでしょう。
この塩分をとり過ぎる事によって起こってくる症状(その程度やどんなものがというと、人によって個人差があるでしょう)が高血圧(高ければ高いほど危険だといわれていますね)で、腎臓の機能と緊密な関係にあるんですね。
具体的に言いますと、塩分を多めに摂取する事で腎臓に余計な負担を強いることになります。その結果、血液の濾過作用がうまく行われなくなって、結果としてナトリウムが体の中に増え高血圧(生活習慣病の一つだといわれています)の症状を引き起こすわけであります。
また、この高血圧(血圧が正常の範囲より高い状態が続くことをいいます)の状態が長く続く事により、更に、腎臓に負担をかけて、ますます腎臓病(腎炎や慢性腎不全、腎結石、腎癌、ネフロ-ゼ症候群などが代表的でしょう)が悪化してしまう可能性が高いわけです。
要するに、
塩分の過剰摂取は腎臓病の原因になりますよ、ということですね。
このような事態を防ぐ為にも、腎臓病(糖尿病や膠原病などの病気が原因となって併発することも少なくありません)の治療(なるべく早期に始めるほど、効果が上がりやすいものです)で有効だと言われる食事療法によって、適切な量の塩分を摂ることが大切なのであります。
腎臓病は生活習慣病の1つでもありますが、
生活習慣病の予防にはウォーキングのような有酸素運動が有効であると言われております。しかしながら、塩分の過剰摂取が原因では、それもままならなくなってしまうでしょう。
具体的な数値としましては、1日に5~7g程度の塩分量に抑えるべきでしょう。
ところで、食材に目を向けた場合、ハムやソーセージ、かまぼこなんかの魚肉練り製品は思った以上に塩分量が多いために、食べるのを控えたいところです。
しかしながら、だからと言って極端に塩分を制限すると、今度は多尿期の際に低ナトリウム血症に陥る危険性もありますので注意しなければいけませんね。
高血圧(生活習慣病の一つだといわれています)やむくみ(朝、起きて顔がむくんでいても、二時間ほどで元に戻ることがほとんどです)のある場合の塩分制限は、その際の腎蔵の機能の状態に応じた量でなければならなりませんから必ず医師の指導を受けましょう。
皆さんも、腎臓を労ってあげて
健康な日々を過ごしていただきたいと思います。
腎臓の機能が低下する原因となる塩分の過剰摂取