痛風(骨折よりも痛いといわれております)の原因は、尿酸と呼ばれる成分にあります。本来、尿酸は血液とともに体内を循環し、最終的に尿としてて体外へ排出されます。
健康な状態であれば尿酸も、特に支障がないはずなのです。しかし、なんらかの原因で体内の尿酸値が上昇することがあります。そうすると、処理しきれなくなった尿酸は体外へは排出されず、体内に蓄積されてしまうんですね。
尿酸が蓄積された状態が続きますと、体内にナトリウムと塩の結晶ができることになります。このようにしてできた結晶を尿酸塩と呼びます。この尿酸塩の結晶が、関節などに付着することで、痛風になるわけであります。
付着した尿酸塩は、あるべきものではありませんから、体の防御機能である白血球が尿酸塩を攻撃することになります。白血球による攻撃で起こる傷みが痛風ということになります。
尿酸値が下がらな“限り、体内の尿酸塩の結晶も減ることがありません。そうすると、いつまでも痛風(尿酸が増加し、排泄が上手く行われないことが原因です)の症状が繰り返されるということなのですね。
痛風を治すためには、尿酸値を下げる事が必須ということになりますね。