月経前症候群ってご存じですか?男性の中には、ご存じない方もいらっしゃるかもしれませんね。
月経前症候群とは、月経の1週間~10日程前になるとイライラや落ち込み、頭痛、不安などが現れる症状(その程度やどんなものがというと、人によって個人差があるでしょう)の事を言います。ただし、月経が始まれば、これらの症状は改善します。
症状の程度は、当然のことながら個人差があります。軽度であれば日常生活に支障をきたす事はありません。しかし、重度の場合、仕事や家事ができなくなることもありますし、精神的には不安定になってしまう為人間関係にも悪影響を及ぼすこともあります。
このような時期に、恋人と喧嘩別れしてしまう女性が少なくありません。
では、月経前症候群を改善することはできるのでしょうか?
改善できるかどうかは、個人差があるため断言できませんが、症状を軽減することはできます。
月経前症候群を改善したい場合、婦人科の病院に行きますと次のような治療が行なわれることになります。
(1)薬物療法
(2)ホルモン療法
(3)漢方療法(その人の体質に合わせた処方の漢方薬を継続して服用することで、体質を改善し、不快な症状を軽減したり、治したりすることができるでしょう)
根本的な治療ではありませんが、抗不安薬などの薬を服用して症状を抑えることができます。
何よりも薬物療法は、即効性がありますから、今悩まされている症状をすぐに緩和出来ると言うのがメリットになります。
低用量ピルを使用したホルモン療法は、非常に効果のある治療になります。ただし、この場合は保険適応外になります。したがって、治療費用は全額自己負担となります。
また、漢方を使用した漢方療法も効果のある方法になります。ただし、こちらは即効性はありません。しかし、長期間服用する事により症状を改善出来るでしょう。