フィラリアと呼ばれる犬の病気がありますが、この病気は犬糸状虫と呼ばれる虫が、犬の心臓や肺に寄生することで、健康を蝕んでしまう疾患のことです。
ただ、虫に寄生されたからと言って、即、体調に変化が起こるわけではありません。何年もの年数をかけて心臓や肺の血管をボロボロするというなかなか厄介な病気なんですね。
ということで、気付いた時には既に症状(その程度やどんなものがというと、ケースよって程度の違いがあります)が表面化しているいったケースが少なくありません。
そして、フィラリアの犬の血液を吸った蚊が媒体となって、他の犬の血液を吸うことでさらに感染は拡大していきます。
成熟した犬糸状虫は、そうめんのような形状をしています。ちなみにその長さは15~30センチほどにもなるのです。
フィラリアに寄生されると、下記のような症状が現れます。
【フィラリアの症状】
(1)咳が出る
(2)なんとなく元気がない
(3)食欲不振
(4)お腹がふくらむ
(5)血尿
(6)失神
犬糸状虫に寄生されると、『ゼーゼー』という咳をしたり、普段よりも元気がなくなります。
また、食欲がなくなることもありますし、お腹が大きなる、血尿が出るなどのこともあって、場合によっては失神することもあります。したがって、早期に治療(最先端のものは高額な費用がかかることがほとんどでしょう)を受ける必要があります。
上記のような症状が現れたら、すぐに動物病院に連れて行ってあげてくださいね。