肌荒れ(あまりにもひどい時には、皮膚科に相談しましょう)しないためには、規則正しい生活習慣が大切なのは言うまでもありませんね。それと同時に、肌を常に清潔に保っておくことも非常に大切なことなのです。
特に皮膚が薄くなっている部位の顔や首、そして胸元などは、汗を欠くことで汗の塩分に負けてしまうことがあるのです。その結果、肌荒れしてしまうんですね。
このような症状を“汗荒れ”と呼ぶわけであります。汗荒れは、肌質は関係なく誰にでも起こりえる現象と言えます。
汗には体温(最近は低体温の人が増えており、体温が1℃下がるごとに免疫力が約37%低下するそうです)を下げてくれる働きがあります。しかし、汗をかいたままにしておくと雑菌(特定の菌を培養する場合、他の菌はすべて雑菌ということになります)が繁殖する原因にもなります。
また、暑い季節には、暑さのストレスから肌のバリア機能が低下することがあります。そうすると、結果として赤ら顔やあせもになりやすくなるうんですね。
上記のような汗による肌荒れ(外的要因と内的要因があると考えられています)を防ぐ方法としましては、極力こまめに汗を拭いて清潔に保つ必要があるでしょう。
だからと言って、あまりにも石けんを使用してゴシゴシと洗うという行為は肌に傷を作る原因となります。さらに言えば、汗をかいた程度のことで石鹸を使った場合、刺激を受けてしまう肌質の人もいらっしゃる可能性があります。
汗やほこり程度であれば、お湯で流すのみでも落とせます。また、外出先ということであれば、湿らせたハンカチで拭くだけでも汗荒れの予防が可能でしょう。