何だか喘息がうつると考えている人が少なからずいるらしいのです。そもそも喘息というのは、感染症ではありませんからね。常識的に考えれば、うつるワケがないと気がつくはずなのですが・・・。。
ということで、当たり前のことではありますが、喘息の人と接したからといって、その人が喘息になるなどということはあり得ないのであります。
ただそうは言いましても、気をつけたいのが感染症が原因となっている喘息の場合なのです。風邪(感冒ともいい、西洋医学では「風邪症候群」と呼ぶこともあります)やウイルスが原因で喘息になることがあるんですね。
ハッキリ言いまして、この場合の喘息は感染症ですからうつります。
風邪(西洋医学と東洋医学では治療法が異なります)などの感染症がうつってしまって、そこから喘息になるという可能性は考えられるんですね。
感染症によって咳をしている場合、病気(なって初めて健康のありがたみを知ることでしょう)を他人にうつしてしまう可能性もありますので、マスクをするべきです。
うつると思っている人が多いのはなぜかと言えば、喘息は遺伝からくるケースが多いからなのではないかと推察されます。
両親が喘息だったと仮定すると、子供(電車などで泣き喚かれるといらいらすることも少なくありません)が喘息になる可能性は高くなります。
したがって、一緒に生活をしていることから「子供にうつった?」と思い込んでしまう人がいるということです。
このようなケースでは、喘息はうつったのではありませんので、最初から子どもは喘息になりやすい体質(体型や性格など、それぞれの要素がお互いに影響しあって形成されるわけですね)で、何かをきっかけに発症したと考えるべきでしょう。