うどんと成人病(生活習慣が大きく影響します)は、一見すると関係がないように見えると思いますが、しかし実は深いところで関係しているんですよね。
うどんといえば香川県です、この県の方たちというのは実際によく、うどん(皆さんは、そばとどちらが好きですか?)を食べることでも知られています。そして香川県の人は、成人病になりがちというデータもあるのです。
その中でも糖尿病患者や糖尿病(血液中のブドウ糖濃度が高くなりすぎて、血糖値やヘモグロビンA1c値が基準値よりも高い状態のことです)予備軍が多く、全国平均よりも10パーセント以上高いと言われているのです。
香川県といえば何と言っても、讃岐うどんがよく知られているわけですが、これが大きな原因となっていると言って良いでしょう。讃岐うどんを食べる人は、噛まずに飲み込むという習慣があります。そんなことから栄養の吸収が早いという特徴があるんですね。
栄養吸収が早いということは、血糖値が急上昇することを意味しています。その結果、高血糖になりやすく、糖尿病を発症する可能性が高くなってしまうという流れなんですね。
また、うどんと一緒に天ぷらやおにぎりといった炭水化物の多いものも食べるケースが多いことも問題なのであります。
したがいまして、よく噛まないでに飲み込んでしまうこと、そして炭水化物の過剰摂取が香川県の糖尿病患者の多さのを押し上げている要因ということになるのです。
また、野菜(最近ではマクロビがブームになっていますよね。)の摂取量も全国平均と比べて香川県は低いといわれているので、そんなところにも現状をうかがい知ることができますね。
うどんという食べ物は、とても食べやすく日本人に好まれているわけですが、よく噛まない、あるいは食べ過ぎると成人病になりかねませんのでご注意いただきたいと思います。