動脈硬化(動脈が肥大して硬化してしまうことです)になってしまうと足に痛みを感じることがあるのというのは本当なのでしょうか?
例えて言えば、以下のケースでは動脈硬化(生活習慣を改善するなどして、早めに予防しましょう)の疑いがある言って良いのです。
(1)一定の距離を歩くと足に痛みが出てくる
(2)ところが少し休むと足の痛みが取れる
(3)階段を上ることに苦痛を感じる
一定の距離を歩くと足に痛みを感じて、少し休むと痛みがひくという症状がある場合は、動脈硬化の疑いが濃厚です。
また、階段を上るのに苦痛を感じるという場合も、動脈硬化(男性は45歳以上、女性は55歳以上になると発病リスクが高くなります)の可能性が高いでしょう。
それではなぜ、動脈硬化になると足に痛みを感じるのでしょうか?
それは、動脈硬化を発症すると足に必要な血液を送ることが出来なくなるからなのです。その結果として、乳酸が蓄積されて足に痛みという症状が現れるわけであります。
足に動脈硬化の症状が現れ始めると、他の部位でも動脈硬化(健康診断を受けることで早期発見が可能です)が起こっている可能性出てまいります。
我慢できるくらいのからといって痛みを放置すると症状を悪化させることになり、重大な病気を引き起こす原因になります。したがいまして、足が疲れやすいとか、あるいは足に痛みがあるのであれば、早めに検査を受けましょう。
症状が軽ければ、生活習慣(健康のために改善する場合には、まず食生活と嗜好品の摂取、睡眠、入浴などを見直しましょう)や食生活を改善するだけで治療することもできるはずです。