昔から不妊症の定義というものがあったのですが、実は最近、その不妊の定義が変わったんですね。
昔は、妊娠を希望する男性と女性が避妊することなく二年ほど性交渉をしても妊娠できない状態が不妊症と定義されていたんですね。
ところがこの2年が、1年に変更となったのであります。
なぜ期間が短縮されたのかと申しますと、そのあ背景には日本の晩婚(そもそも結婚しようとする意思がない非婚が増加傾向にありますね)化が関係しているわけです。
年齢が上がれば上がるほど、妊娠できる確率(宝くじに当るよりも交通事故に遭う方が高いんですよね)が低くなるのは皆さんもご存じですよね。
晩婚(日本のみならず、世界的にみられる傾向なのであります)化が進む日本の場合、2年だと自然妊娠できるタイミングを逃す可能性が高くなることから、1年に変更されたわけです。
もともと世界保健機関や欧米では、ずっと不妊の期間は1年と定義付けられていたんですね。日本もようやく世界基準とおなじになったということです。このことも、定義を2年から1年に変更することとなった要因と言えるでしょう。
定義が変わったからというわけではありませんが、1年以上経っても妊娠出来ない人は早めに專門の病院に行って相談するべきでしょう。
早目に妊娠を望むなら、期間に関わらず、専門医に相談してた方が、何よりも得策ということになりますからね。
早目に不妊の原因となっている問題を解決できれば、それだけ妊娠出来る可能性も高くなるでしょう。
【医療注意報】
・虚血性心疾患の心筋梗塞・・・虚血性心疾患の心筋梗塞とは心臓の周囲を走る冠動脈の動脈硬化により血管の中が狭くなって、血流が途絶えて、酸素や色々な栄養を心筋に届けることができずに、筋繊維が機能しなくなってしまう怖い病気です。
・脂肪肝・・・アルコールを分解する肝臓に中性脂肪(中性脂質)や食物由来コレステロールが付いた脂肪肝(しぼうかん、steatosis hepatis)は、脳梗塞というような多様な疾患を誘発する可能性があるのです。