ヘルニアは病気ではなくて、症状(時には説明が難しいですが、できるだけ伝えるようにがんばるべきですね)だと捉えるべきだと思います。
そもそもヘルニアとは、臓器など体のある組織の一部が正しい場所から脱出した状態のことです。
その症状により、痛みを感じる、違和感を覚える、足に痺れを感じるなどの様々な症状(なかなかつらさを他の人にわかってもらうのは難しいこともあります)が起こります。
症状が酷いケースでは、排尿障害を引き起こしてしまうこともあります。ヘルニアは、起こる部位によって病名が異なっております。
頚椎の椎間板に起こるヘルニアは、頚椎椎間板ヘルニア(症状が現れていなくても、実は罹病していることもあったりします)、腰椎の椎間板に起こるヘルニアの場合は、腰椎椎間板ヘルニアと言います。
さらに横隔膜で起こることもあり、これは横隔膜ヘルニア、鼠径で起きたものは鼠径ヘルニア、臍に可能なヘルニアは臍ヘルニアなどと呼ばれます。
ということで、ヘルニアには様々な種類があることを認識していただければとと思います。
種類(まずはこれを把握することが第一歩となりますね)により原因や症状が異なるので、もちろん治療方法も全く異なったものになります。
ヘルニアの中でも一番有名なのは、頚椎や腰椎に起こる椎間板ヘルニア(人間以外の動物も発症することがあります)です。
椎間板ヘルニア(腰痛の原因の一つでもあります)に悩まされている人は多く、できるだけ早く治療(なるべく早期に始めるほど、効果が上がります)しないと大変なことになるので注意しましょう。