多汗症(心身療法や薬物療法などで症状が軽減できることもあります)とは尋常ではないほどの汗をかく症状のことです。
当然のことながら、汗はどなたでもかきます。しかし、多汗症の人というのはその比ではないんですね。
例を上げて言いますと、鉛筆を持とうと思ったとしても汗で滑って持つ事ができなかったりします。また、書類に記入しようとした時、汗で紙が破れてしまうことがあるほどの量です。これって、明らかに異常事態と言えますよね。
多汗症(交感神経の過敏すぎる反応が原因だと考えられています)はこのように日常生活に支障をきたすほどの汗をかいてしまうのです。そんなことから、何かと不自由な生活を送っている人が多いんですね。
そして、多汗症(更年期障害や甲状腺機能亢進症などが原因となることもあります)には下記のような特徴があるのです。
(1)一過性の症状ではない
(2)多汗と無汗を繰り返し
(3)発汗する部位が決定まっている
多汗症は、一過性のものではありません。そのため、一度患うとその後、ずっと継続するケースがほとんどなのです。
ということは、仮におさない頃に発症した場合、大人になっても続くことになります。そのため、一般の小児疾患(原因がはっきりしないことも多々あります)とは異なると考えられております。
日常的に、常に汗が出ている訳ではありません。、多汗と無汗を繰り返すというのも多汗症の特徴になります。
スピーチやプレゼンテーションといった緊張する場面になると、多汗の症状が表面化することが多いと言えます。
発汗する部位は、大方決まっていて、手のひら、足のうら、脇下、顔、頭部などの部位に多く見られる症状です。